飽きっぽい私でも10年続けられた理由|ジョギングで見つけた“続ける仕組み”は仕事にも効く

飽きっぽい私でも10年続けられた理由 自分軸・習慣

正直に言うと、私は熱しやすく冷めやすい、飽きっぽい性格です。

何かを始めても、三日坊主で終わることが多いタイプと思います。

でも、なぜかジョギングだけは10年ほど続いています。
最初は1回2kmで月20km程度から始まって、今は1回8〜9kmで月100kmです。
年間ではなんと1000km以上!
これは私の住んでいる横浜から、北は函館、南は下関ぐらいまで行けます。
よく走っています。

ちなみに、根性はありません

なぜ続けられているのか振り返ると、続けやすい「小さな仕組み」を、知らないうちに自分なりに作ってきただけのように感じます。

そして気づいたのは、ジョギングを続けるために大切なことは、以下の4つ。

  • 計測すること
  • 無理をしないこと
  • 道具を整えること
  • 目標を上手に決めること

これって、仕事や副業を続けるうえでも共通して役立つ考え方ではないでしょうか。

今回は私のジョギング体験から、「続けるコツ」についてお話します。

計測することで「続ける力」が生まれる

ジョギングを始めてから、スマートウォッチを使うようになりました。

ペースや距離、歩数、心拍数、走ったルートまで地図に自動で記録してくれます。

これが、とても大きなモチベーションになりました。

走り終えたあとにアプリでデータを見ると、

「今月はこれだけ走った」「先月より速くなった」など、

小さな成長が見えて嬉しくなります

そして、特に大切なのは、計測記録の手間がないことです。

記録を続けるためには、「自動的に計測・保存される仕組み」が欠かせません。

実は以前、ジョギングのあと、体重も記録していました。
ただ体重計はスマートデバイスではなかったので、計って自分でスマホに入力しなければなりません。

最初の数回は入力できたのですが、毎回入力するのが面倒で、すぐに体重の記録はやめてしまいました。

その経験から、「続けるためには“自動化できる計測”が大事」だと強く感じました。

スマートウォッチ+スマホのように、「何も考えなくてもデータがたまっていく」仕組みは、継続を支える最強の味方です。

仕事でも同じで、作業時間や進捗を自動で記録するツールを使うだけで、継続と改善のサイクルが回りやすくなります。

目標は「高い目標」と「最低限の目標」を分けて設定する

ジョギングを続けるうえで、もう一つ大切にしているのが目標の立て方です。

私は「月に40km」を最低の目標に、「月に100km」を高い目標にしています。

40kmなら無理なく達成できる距離ですが、100kmは少し頑張らないと届きません。

高い目標だけを設定すると、達成できなかったときに落ち込みます。

「またできなかった」と思うことが続くと、やる気が下がってしまうんですね。

でも、「最低限の目標」をあらかじめ決めておくと、

「とりあえず40kmはいけたから、まあいいか」と気持ちを切り替えられます。

大事なのは、「できた」を積み上げること。

これは仕事でも同じで、「理想の成果」と「今日できる最低限」を分けておくことで、モチベーションの波をうまくコントロールできるようになります。

最初は2kmから。飽きたら少しずつ距離を伸ばす

最初は2kmほどの短いコースから始めました。

正直、最初は「短すぎるかな?」と思っていましたが、とにかく「無理せず続ける」ことを優先しました。

同じコースを何度も走っていると、ある日ふと「ちょっと飽きたな」と思う瞬間がきます。

そこで初めて、「ちょっとだけ遠くへ行ってみよう」と、少しだけ距離を伸ばしてみました。

2km → 4km → 6km → 8kmと、少しずつ距離を増やしていくうちに、自然と体も慣れて、走ることが生活の一部になっていきました。

「飽きたからやめる」ではなく、「飽きたから変える」。

この発想が、長く続けるためのポイントです。

ペースは上げない、無理はしない。ゆっくりだからこそ考えられる

走るときは、スピードよりも「自分の時間」を大切にしています。

速く走ろうとすると、息が上がって苦しくなり、せっかくの時間が「頑張る時間」になってしまいます。

でも、ゆっくり走ると、いろいろ考えることができて頭が整理されていくような感覚があります。

仕事のアイデアが浮かんだり、考えがまとまったり。

走る時間は、私にとって大切な「思考の時間」でもあります。

だから、ペースは上げません。

無理をしないことが、結果的に「続けられる」につながっています。

道具はよいものを。特にシューズは大切

続けるためには、道具の快適さも大事です。

特にシューズは、少し高くても良いものを選ぶようにしています。

足に合わない靴やクッションの硬い靴で走ると、膝に痛みが出てモチベーションが一気に下がってしまいます。

「今日は走るのが楽しみ」と思えるくらいの履き心地のシューズを選ぶことが、長く続けるための大切なポイントでした。

コンスタントに月100kmの目標はなかなか難しく、3年間チャレンジしても達成できなかったのですが、シューズを高いものに変えると、すぐに達成できるようになりました。

これは仕事でも同じで、「使いやすいパソコン」「手になじむキーボード」など、日々使う道具を整えることは、継続を支える土台になります。

ストレスを感じないように、やらない日も大切に

どんなに好きなことでも、義務のように感じてしまうと続かなくなります。

「今日も走らなきゃ」と思いながら走る日が続くと、ジョギングそのものがストレスになってしまいます。

私は、「走りたいときに走る」を基本にしています。

  • 「今日は雨が降りそうだからやめておこう」
  • 「足に少し痛みがあるから様子を見よう」

そんな“やらない選択”も、実は大切なことだと思っています。

一時的にやらない日があっても、また走りたくなる気持ちを残しておくことが大事です。

無理に続けるより、やめないために休むほうが結果的に長く続けられます。

仕事や副業でも同じで、つらいときは少し立ち止まる勇気が、次の日のエネルギーにつながることも。

休むことは“やめること”ではなく、“続けるための準備期間”という考え方も大切です。

続けるコツは「数字・仕組み・やさしさ」

ジョギングを10年続けてみて感じたのは、続けるためには根性よりも、仕組みとやさしさが大事だということです。

  • 自動で計測して、数字で見える化する
  • 目標を2段階に分けて、無理なく続ける
  • 飽きたら変えて、やめずに工夫する
  • 道具を整えて、快適に続ける

この4つが、私にとっての「継続設計」でした。

仕事や副業でも、完璧を目指すより、「小さな改善を重ねる」ほうが長く続けられる気がしています。

おわりに

「続けること」は、特別な才能ではありません

ほんの少しの工夫とやさしさで、誰でも続ける力を育てることができます。

もし何かを始めたいけれど、続けられるか不安という方がいたら、まずは小さな目標として、例えば2km、または5分だけを目標にしてみてください。

そして、できればスマートウォッチ+スマホのような自動で記録される仕組みを使ってみてください。

「続けること」を支えてくれるのは、案外そんな小さな仕組みです。

気づけば、あなたのグラフにも10年の記録が並んでいるかもしれません。

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